気になる商品を購入した際、真っ先に目に飛び込んでくるのがパッケージや広告となっている宣伝文句の言葉の数々です。「業界トップクラス」や「売上No.1」と言った言葉を目にすると購買意欲が湧くことで知られていますし、実際にその広告につられて買ってしまったと言う方もいるでしょう。
そんな素晴らしい業績を上げるために企業側は必死で調査を行っているのですが、一番有名となっているのが「No.1調査」と呼ばれるものになります。詳しく説明していくと、No.1調査とはなぜ表示一つで売り上げに大きな違いが生まれるのか、またはその事実的な根拠について根本的な観点から提示する為に調査する方法のことです。
そして、より多くのユーザーから数多くの回答率を得る為にも、最も有効となるネットリサーチを活用して行われることが一般的とされています。昔は郵送調査や会場調査が主流だったのですが、自宅にいながら気軽に回答することが可能であることから、数多くの企業が積極的に取り入れている調査の仕方になります。
ネット広告や紙媒体などの広告、スーパーなどに陳列されている商品のパッケージに「売上No.1」だとか「顧客満足度3年連続No.1」といった表記を目にすることがあります。
これらは最大表現と呼ばれ、記載には実際にNo.1調査を行い、客観的な指標をもって記載する必要があります。そうしないと、「不当表示」として解釈され景品表示法違反の可能性が出ます。悪質な場合、消費者庁から行政指導など罰則を受ける必要があるため注意が必要です。
No.1調査の信ぴょう性という点では、正しく表記されているかという点に着目する必要があります。
例えば「顧客満足度No.1」というのは、一般的な調査によるものなのか具体的に記入が必要です。例えば化粧品の場合実際の店舗で売られている商品の範囲なのかや、ネット商品や通販限定商品でNo.1なのかでも、違いがあります。
ただ抽象的に「No.1」と表記がある場合は、信ぴょう性が疑わしいと判断することが大切です。